loading

神戸産食材コラボ食育イベント
とことこ®こどもお料理教室×神戸産食材

とことこ®こどもお料理教室で
食育イベントを開催!

神戸産黒鯛(チヌ)料理 「神戸大黒ちり鍋」
〜さかなの三枚おろし体験〜 イベントが開催されました。

日時: 11月18日(土)10時〜13時
会場: 神戸国際調理製菓専門学校(以下「エコールCP」) 5階 大実習室
一般社団法人神戸親子遊び推進協会(代表理事 西原亜希子氏)が運営するとことこ料理講習会が主催し、神戸産食材を使用した子供向けのとことここどもお料理教室がエコールCPの協力のもと開催されました。

とことここどもお料理教室は、親子の絆となる「親子料理」を広め、子どもの生きる力や自己肯定感を養う教育を推進し、家庭のキッチンが親子の幸せな空間になることを目的としています。


今回、farms and seaのプロジェクトにご賛同頂き、新鮮な神戸産食材をふんだんに使用した料理教室を実施することができました。

講習内容は、神戸産食材についての説明から始まり、メイン食材となる黒鯛の三枚おろしを体験してちり鍋を作りました。その後、作った料理を保護者の皆さんも交えて試食しながら交流会を行いました。

参加者は小学2年生〜6年生の19名とエコールCPの学生5名。

この5名の学生は、来年度の就職が決まりエコールCPで学んだことを糧に社会へ挑んでいく学生達。積極的に学内イベントに参加し、今回は、自分が学ぶだけでなく、技術を伝える難しさ、楽しさを学びます。

本日のメニューは「神戸大黒ちり鍋」

黒鯛を大黒と見立てて主役とさせる料理名であり、ポン酢、または出汁でいただくしゃぶしゃぶ・鍋料理。

まず初めに、エコールCPの石高晃二先生から神戸食材についての詳しい説明がありました。
神戸の海では黒鯛(チヌ)が沢山とれること、白身の魚であり、歯ごたえがしっかりあること、そして旬を今迎え、美味しくなる時期であること。


なぜ関西界隈では黒鯛の事をチヌと呼ぶのか、など黒鯛の特徴をわかりやすく説明。
先生の説明に子どもたちは真剣の眼差し。


黒鯛以外の食材も丁寧に説明。
・神戸市西区の白菜
・同区太山寺の水菜
・同区太山寺の菊菜
・神戸の海で獲れた黒鯛(チヌ)
・中央区三宮のYACCO豆腐

メイン食材の黒鯛の三枚おろしを行う前に、
石高先生による実演講習


魚が捌かれるところを目の前にして、子どもたちはみんな興味津々の様子。

約4名1組の班に分かれ、エコールCPの学生が各班にサポートに入り、いざ三枚おろし体験のスタート。
わくわくドキドキしながら黒鯛に包丁を入れていきます。


黒鯛の背びれに沿ってゆっくりと。包丁を進める時には「めっちゃ硬いー!」と黒鯛の特徴を実体験。
骨の構造に苦戦しながらも集中して魚と向き合い、初めての三枚おろしにチャレンジする姿がとても勇ましい。


捌き終えたあとの中骨、おろした身を先生や同じ班の中で見せ合い、身が思ったよりもずっと柔らかいことや、中骨に身が沢山残っていて包丁捌きの難しいことなどを実感。集中して黒鯛を一匹捌き終えたあとはみんなクタクタになった様子。


サポートされながらでも、初めて魚を捌けた達成感からの満面の笑み。エコールCPの学生も技術や知識を伝えることの難しさを知ったと同時に楽しんでいる様子も伺えました。

次は鍋の出汁とりの工程


黒鯛のアラをこんがりと焼き、昆布だしの中に入れて旨味を凝縮。


濾した出汁を味見。


「おそばの汁に似てるー」と感想を話していたり、「うんうん」と出汁をしっかり味わっていたりと、魚でとった出汁の香りを学びます。

次に三枚おろしにした身にどのように骨が残っているのかを説明。


黒鯛の身を一人ずつ触わってもらい、しゃぶしゃぶの切り方を教わる。背側の身はしゃぶしゃぶ用に薄切りに。腹側は3等分にカットしてゴロっとした切身に。


細かい包丁使いや、骨取りに苦戦。


捌いた身をお皿に盛り付け。


独自のアイデアを膨らませ、みんなそれぞれの個性で盛り付ける。


神戸産の白菜、水菜、菊菜も一緒に盛り付けて完成!

調理が終わった後はお楽しみの試食!


保護者も参加して親子一緒に「神戸大黒ちり鍋」を実食。
みんな自分の作った料理に「おいしー!」と大満足な様子。保護者の方も「黒鯛って美味しいですね!」と絶賛の声も。


試食終了後、西原代表理事より
「子どもたちが学ぼう、身につけよう、という姿勢がとても感じられた講習会でした。ひとつひとつの講習ごとに子どもたちは調理の知識や技術だけでなく、生きる力を身につけて食育の醍醐味を感じるイベントとなりました。」


最後に、神戸市経済観光局 農政担当 安岡局長より
「現在、市をあげて神戸産農水産物普及に取り組んでいます。farms and seaのさまざまなプロジェクトや、BE KOBE農産物などの魅力を通して、神戸食材を多くの方に知っていただける機会をより一層増やしていきます。」

今回のイベント終了後に、参加した子どもたちに料理していて楽しいことは?と質問すると、
「食べるの楽しい!見るの楽しい!作るの楽しい!」と元気な声が返ってきました。とことここどもお料理教室に参加されている子どもたち、そして保護者の方々に食育の輪がしっかりと広がっていると感じました。親子が絆を深め、幸せな食事時間を共有できるような取り組みのサポートや継続した食育情報の発信を行うこと。そして地域全体を巻き込み、神戸食材の普及がさらに進むようにfarms and seaは活動を続けていきます。

主催:
一般社団法人神戸親子遊び推進協会
https://kobeoyakoasobi.com/
とことこ®こどもお料理教室
https://kobeoyakoasobi.com/childcooking

協力・会場:
神戸国際調理製菓専門学校
https://www.ikusei.ac.jp/
神戸市中央区栄町通3-5-1