
スーパーで買い物をしていると、「こうべ旬菜」と書かれた野菜を見かけたことはありませんか?
実はこのマーク、神戸の農業と食卓をつなぐ取り組み「BE KOBE農産物」のひとつです。
地元で育った野菜を、できるだけ新鮮なまま地元で味わう
地産地消の考え方を大切にした、神戸ならではの取り組みです。

今回はJA兵庫六甲に取材し、BE KOBE農産物の魅力と、この季節にぜひ味わってほしい「健太郎トマト」について伺いました。
BE KOBE農産物とは、環境に配慮した栽培方法や地産地消の考え方を取り入れながら生産される神戸産農産物のこと。
神戸市内で育てた農産物を、市民のみなさんへ新鮮な状態で届けることを目指しています。
そして、その代表的なブランドが「こうべ旬菜」です。
JA兵庫六甲によると、こうべ旬菜として出荷される野菜はすべてBE KOBE農産物として登録されているとのこと。
つまりこうべ旬菜は、神戸の農業と地域の食卓を支える中心的な存在なのです。
店頭では、親しみやすい「菜々ちゃんマーク」が目印。
買い物の際はぜひ探してみてください。

https://farmsandsea.net/product/2463
https://www.jarokko.or.jp/food/speciality/kobe_shunsai/
そんなBE KOBE農産物の中でも、この時期にぜひ味わっていただきたいのが「健太郎トマト」です。
健太郎トマトは、神戸市西区の岩岡・伊川谷・玉津地区を中心に栽培される大玉トマト。現在、約8名の生産者が栽培しています。

(画像ご提供:JA兵庫六甲 神戸西営農総合センター)
健太郎トマトのおいしさを支えているのは、何より「近さ」です。
遠方産地では輸送時間を考慮して少し早めに収穫することもありますが、健太郎トマトは地元流通が中心。
(画像ご提供:JA兵庫六甲 神戸西営農総合センター)
そのため、樹の上でしっかり完熟させてから収穫できます。
十分に熟した状態で収穫されたトマトは、甘みや旨みが引き出され、濃い味わいに。
さらに、生産者のみなさんは水管理にも工夫を重ね、水を少し絞りながら、トマトに甘みやおいしさが出るように一つひとつ丁寧に育てています。
実はこのトマト、コープこうべとの取り組みとして約40年続く、神戸の食文化に根付いたブランドでもあります。今は、コープこうべのオリジナルブランドとなり基本的にはコープこうべの店舗で販売しています。
「健太郎トマト」という名前には、
・作る人も健康に
・食べる人も健康に
という願いが込められています。
主力品種である「桃太郎トマト」の名前にもあやかりながら、長年神戸で愛され続けてきました。
取材の中で印象的だった言葉があります。
「鮮度が、地産地消の価値。」
野菜は収穫した瞬間から変化していきます。
だからこそ、生産地と消費地が近い神戸では、収穫後短時間で店頭へ届けることができます。
BE KOBE農産物の価値は、「地元産」ということだけではありません。

https://www.city.kobe.lg.jp/a78445/kurashi/sumai/sewage/projects/phosphorus01.html
神戸市では、下水から回収したリンを「こうべ再生リン」として再利用し、肥料化して農産物を栽培。食と下水をつなぐ資源循環を通じて、SDGsにも貢献しています。
環境への配慮。
生産者の顔が見える安心感。
そして、採れたてだからこそ味わえる鮮度。
こうした一つひとつの積み重ねが、神戸の農業を支え、未来へとつないでいます。
BE KOBE農産物は、これからさらに広がっていくブランドです。
市内の量販店では専用コーナーやPOP展開など、認知拡大の取り組みも進んでいます。
こうべ旬菜の袋入りの小松菜、水菜、ほうれん草などにBE KOBE農産物のロゴが表示されています。

また、健太郎トマトはコープこうべ各店舗で販売されています。
神戸の畑で育ち、神戸の食卓へ届く野菜たち。
次にスーパーへ行ったときは、ぜひ「こうべ旬菜」や「BE KOBE農産物」の表示を探してみてください。
その一つひとつの野菜の先に、神戸の農業を支える人たちの想いがあります。
健太郎トマトの出荷時期は7月20日前後までとなり、今がまさに旬!
ぜひ、この時期だけの旬の味わいをお楽しみください。