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いちご
Episode 05

いちご

二郎いちご生産者 / 大西 俊浩

神戸市北区にある二郎(にろう)地区の農家で採れたいちごを「二郎いちご」と呼ぶ。大きな実で甘いのが特徴。品質を最優先し、収穫された殆どのいちごが新鮮な状態のまま直売所で販売されている。二郎いちごの主な品種は「章姫(あきひめ)」。農園によっては「紅ほっぺ」「さちのか」などを栽培。

採れたての新鮮な二郎いちごを地元神戸の皆さんに味わってほしい

子供を育てるように手をかける。

子供を育てるように手をかける。

家業を継いで約20年間いちごを栽培しています。北区にある二郎地区は、昼と夜の寒暖差があり六甲山からの湧水と、花崗岩でできた水はけの良い土壌という、いちごの栽培にはとても適した環境下にあります。それでも気候変動は激しく、毎年同じようにいちごが育つわけではありません。

一番難しいのは、育苗です。特に夏場の水の管理をしっかり行わないと、良い苗は育ちません。それは子育てと似ていて根気がいることです。日々奮闘して、クリスマス等、皆様にとって大切なタイミングに一番良い状態のいちごを収穫し、多くの方に食べてもらえることにやりがいを感じます。

いちご栽培に適した気候、水、土壌

いちご栽培に適した気候、水、土壌

北区の二郎地区は、日中と夜間の寒暖差がある気候で、1月中旬から下旬には最低温度は氷点下に達します。有野川から流れる六甲の湧水、水はけの良い六甲の花崗岩の土壌。9月中旬に定植した苗から、5~6回花が咲きます。そして3ヶ月程で枝に実が付き収穫が始まります。実の一番膨らんでいる部分までが赤くなり、見た目が良いものがまさに美味しい証。採ってからすぐに食べるのが一番美味しく、いちご本来の味を楽しめます。

採れたてのいちごが一番美味しい

採れたてのいちごが一番美味しい

おすすめの食べ方は、シンプルに畑で採れたてのいちごを食べること。収穫してから追熟していく果物もありますが、いちごは収穫したら追熟はせず劣化が始まります。そのため、直売所で販売しているいちごや、いちご狩りに来て食べてもらういちごが圧倒的に美味しいです。

いちごは収穫後に追熟しないので、美味しさのピークは収穫時

二郎地区は車でのアクセスが便利なので、ぜひ足を運んでいただいて採りたてのいちごを味わって欲しいです。家族でお越しになって二郎のいちごを食べたお子様に、「またあの農園で採れたいちごが食べたい!」と言ってもらえるような、またそのお子様が大人になって大切な方と一緒に来てくれるような、地元に根付いた場所でありたいと思っています。

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