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ほうれん草
Episode 04

ほうれん草

ほうれん草生産者 / 南 康子

ほうれん草は冷涼な気候を好み、寒さに強く育つ。北区は神戸市の都心に比べ2~4℃程度低く、冬は氷点下になることも。昼夜の寒暖差が大きく、冬の朝には霜が降り、ほうれん草の甘みが増す。根元の赤い部分は特にミネラルが豊富で、葉の中央を走る葉脈を軸に左右対称の形が良品とされる。

ハウス内に冷たい外気を取り入れて、より強い甘味と歯ざわりの良いほうれん草を育てます

自分が作った野菜を 「おいしい」と食べてもらえる事が生きがい。

自分が作った野菜を 「おいしい」と食べてもらえる事が生きがい。

私たちが作るほうれん草は、季節に応じて適した種にこだわって作っています。春向き、秋向き、冬向きと使い分けて育てています。天候にも左右されますが、種まきから収穫までに約45日間かかります。中でも一番おいしいのは、やはり冬のほうれん草です。ぐっと甘みが増すのが最大の魅力。育てる環境も大切で、例えばビニールハウスを閉め切ることで気温が上がり過ぎないように、時々ドアやサイドのビニールを開けて外からの空気を入れて循環させ、夕方気温が下がったころ閉めるということを続けています。

北区の気温は、神戸の中心地に比べると2℃~4℃程度違います。気温が下がることで、より甘く美味しいほうれん草が育ちます。毎日コツコツ良い環境を作り続けることが何よりも大切です。

新鮮だからこそ分かる野菜自体の美味しさ

新鮮だからこそ分かる野菜自体の美味しさ

最近では、野菜を食べる機会が減っていると聞きますが、孫はここで育てた野菜を「おいしい!」と喜んで食べてくれます。子供の頃に、採れたての新鮮な野菜ならではの甘みや苦味、肉厚な食感を味わう経験があったから、今も野菜が大好物のようです。多く収穫できた時には孫の顔が思い浮かび、野菜を食べて健康に大きく育ってほしいと願いながら箱に詰めて送っています。

葉の裏の色が濃く、葉先まで厚くピンとしているものが新鮮

地元神戸の野菜を食べてもらうために100歳まで

地元神戸の野菜を食べてもらうために100歳まで

神戸の野菜の新鮮さを知ってもらうことで、地元の方にもっと神戸産の野菜を手に取って食べてもらえる機会が増えると思います。この神戸市北区八多町で野菜を作って、かれこれ30年。今87歳ですが、まだまだこれからもおいしい野菜を作り続けていきます。

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