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須磨海苔
Episode 07

須磨海苔

すまうら水産有限責任事業組合 副代表 / 若林 良

12月から4月にかけて神戸市内で収穫される海苔「須磨海苔」は、香りが良く口の中でとろけるような柔らかさが特徴。中でも1回目に摘み採った海苔は一番摘み海苔と呼ばれ、年間生産量全体の2~3%しか収穫できない貴重な海苔。その後シーズン終了まで10~12回程度収穫を行う。

産地と食卓がとても近い街神戸だからこそ味わってほしい、磯の香り豊かな須磨海苔

神戸の街には海がある。

神戸の街には海がある。

神戸の最大の特徴は、「街の中に生産地がある」こと。生産から加工、流通という一連の流れをスピーディーに行うことができ、穫れたての海苔をすぐに出荷・流通させることができます。ただ、神戸で海苔を作っていること、更には兵庫県内有数の産地であることを知っている人は地元神戸の方でも少ないのではないでしょうか。

海がある街・神戸だからこそ、毎日変化する大自然、海と戦っている漁師がいる事を知ってほしいです。新鮮な状態で流通できることが神戸で穫れる水産物の最大の魅力です。

神戸の海苔の収穫量は兵庫県内有数の産地

神戸の海苔の収穫量は兵庫県内有数の産地

神戸の海は、大阪湾からの豊富な栄養と明石海峡の潮流によって、海苔の成長に良い環境が揃い、タンパク質・アミノ酸・カルシウムなどが豊富な海苔が成長します。海中のリン・窒素によって海苔が黒く色づき成長します。より黒い色の海苔が良質であるとされ、炙ると風味が出て濃い緑色に変わります。

1枚の網(1.8m×20m)から板海苔は400~500枚生産できる

地元のものを食べるという意識

地元のものを食べるという意識

JR須磨駅を降りると、すぐ目の前に海が広がっています。再整備されてより綺麗な海岸になりました。この海で水産物が穫れることを知ってもらうイベントも定期的に開催しています。地元の方に私達が育てた海苔を食べてもらい、神戸の水産物に興味や親しみを持ってもらう機会になればと思っています。須磨海苔は口当たりが軽く、何枚でも食べられます。海苔の食感と風味がよく分かる手巻き寿司は、ぜひおすすめしたい食べ方です。これからも様々な機会を通じて、地元の旬な食材を食べる意識を皆様に持ってもらえるような取り組みを続けていきます。

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